ジャーン!! 約束通り(当たり前だが)G4が届いた。しかし、この「ジャーン」は起動音ではないところが悲しい。本体以外なに一つまだ来てないので、まだ起動できないのだ。せめてプリンタが来て、9500・G4に繋いでからでないと、現在進行中の仕事に差し支えが出る。(現在使っているプリンタMICROLINE801PS+FとEPSON MJ500Cは、どちらもそのままではG4に繋げない)
とりあえず梱包を解いて見る。おぉ、G4だっ(だから、当たり前だっちゅうの)。キーボードなどを納めている箱は、9500等に同梱されていたものより大きく、全くの同色ではないがG4のグラファイトカラーとコーディネイトされている。開けてみると、マニュアルやOSのCD-ROMも同じカラー。こういう気遣いはデザイナーとしては嬉しくなる。さすがAppleらしい、といったところか。6色だったAppleマークが1色になったためか、おまけ(?)に入っているシールも1色(白)になっていた。
早速Quark社にiMateを申し込む。iMateを無料でQuark社から入手できるのは、ADBポートのないMacintoshとQuarkXPress4.0を持つユーザーに限られる。申込書にQuarkXPressとMacintoshのシリアルナンバーを書き込まなくてはいけないので、不正はできないのだろう。それはわかるが、結局G4が納品されてからでないと申し込むことはできない。申込書を見ると「納品に3〜4週間かかる場合がございます」とある。ってことはG4からDTPを始める人って、1カ月近く待たされることになるのか?なんだかなぁ。
おとなしくプリンタが来るまで待っているつもりだったのだが、スケジュールがぽっかりと空いてしまったので、とりあえず一時的にLC630の17インチモニタを外し、G4に繋げて起動してみることにした。このまま数週間も放っておいたら初期不良すら発見できないし。
モニタとキーボード・マウスを繋げ、いよいよ起動。「ジャーン」今度こそ起動音。なんだか音質はかなり悪い。個人的にはクアドラシリーズの起動音が一番良かった気がする。そのうちスピーカーも買うか。自宅のマシンには安物のスピーカーを繋げてあり、安物のわりにはかなり良い音がする。起動音からしてぜんぜん違う。スピーカーをつけたことの無い人に、ぜひ一度あの起動音を聞かせて上げたいくらいだ。
これまた当たり前だがOS9で立ち上がった。パッと見た目はOS8も9もたいして変わらないので、あまりとまどうことはない。強いて言えばデフォルトではスクロールバーのスクロールアロー(黒い上下の三角)が下位置に揃ってる(つまり上方向へスクロールするのにも、バーの下にある上矢印をプレスしなくてはならない)ことと、メニューバー右上の現在アクティブになっているアプリケーションの表示が、アイコンだけでなく名称とバージョンが表示されるようになった、と言うことくらいだろうか。他にも起動できるファイル数や、フォントの数が大幅に増えたなど、内部的には大きく変わっているはずだが、見た目で違っているのは、気が付いた点ではこの位だ。もっとも私は8.5や8.6を使用したことがないので、「それは8.5からだ」ということであれば、ごめんなさい。
アクティブアプリケーションのバージョン表示は、バージョンの違う同一アプリケーションを同居させるには便利だと思う。スクロールの三角は、たしかフリーウェアかシェアウェアで、以前から同じ機能を持たせる物があったと記憶している。慣れないととまどうが、「アピアランス」の設定で以前のようにも戻すことも可能だ。
せっかく立ち上げたのだから何かしてみよう。で、OSのバージョンダウンは本当に出来ないのか確かめてみることにする。8.5以降は所有していなかったので、OS8.0のCD-ROMをセットする。再起動を選択し、キーボードのCを押しっぱなしにする。
結果、CD-ROMは無視されHDのOS9で立ち上がった。だめか…。念のため付属のOS9のCD-ROMで試したところ、ちゃんとCD-ROMを起動ディスクとして立ち上がる。つまり8.0は全く無視されたことになる。では、OS8をHDにインストールして、それを起動ディスクにしてみてはどうだろう?幸い内蔵HDをひとつ増設しているし。再びOS8.0のCD-ROMをセットし、増設したHDへインストール。すると「”HD2”を確認しています。」のダイヤログボックスが出たところでフリーズ。後日、9500から外付けHDに8.0をインストール、G4に繋げ直し、それを起動ディスクに設定してみるということも試みたが、案の定9.0の入っているディスクで立ち上がってしまった。まぁ、やるだけムダとは思っていたが、やっぱりムダだった。