HITORIGOTO
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G4購入記
その5:USB初体験



 続々と注文した物が届きはじめる。それはいいのだが、棚だのカーペットだのを設置するのは1日がかりの作業となる。フリーの辛いところで、たいてい金曜日の夕方に「月曜日の朝まで」という仕事が入るため、なかなか土日を休むことができない。とはいえ、ウィークデーに作業を始めてしまうと、突然呼び出されたり、飛び込んだ仕事に対処できなくなる。部屋の模様替えをするチャンスを伺っていたら、狭い事務所は段ボール箱で溢れ返り、みるみる自分の居場所が無くなってしまった。これにはさすがに閉口し、なんとか日曜日1日時間を作り女房と2人がかりで模様替えを決行する。
この日、普段どれだけ運動不足だったか思い知る。21インチモニタって、どうしてあんなに重いのだろう。ぎっくり腰をやってしまった…(情けない)。しかし、おかげでだいぶ事務所らしい部屋にすることができた。そして、そこには真新しいG4がある。この筐体は気に入っていなかったはずなのだが、なんだかこうして見ると、結構カッコイイ気がしてくる。人間いい加減なもんだ。あ、私だけかも…(笑)。
まだG4のセットアップをしていないのだが、もう21インチモニタを移動するのは嫌だったので、メインの21インチモニタはG4に、9500には17インチもモニタを接続した。G4のセットアップが終わるまで(仕事に必要なアプリなどをインストールするまで)は、17インチモニタで作業をしなくてはならない。早くしなくては…。

 翌日、痛む腰を押さえながら秋葉原へ。インクジェットのQDカラープリンタ他、必要と思われる細々した物を購入。プリンタはEPSONのPM3300C。今までQDプリンタはやはりEPSONの物を使っていて、出力時間以外はおおむね満足していたので、今回もEPSONにすると決めていた。しかし、困ったことに今のQDプリンタはほとんどUSB接続だ。G4にはこれでいいのだが、9500からは出力できない。それまで使っていたMJ5000Cというプリンタが、あまりにも出力に時間がかかっていたため、プリント中には別のマシンで他の作業をできるようにしたかった。G4から出力して、その間9500で作業すればいいのだが、9500からも出力できれば何かと便利だろうと思っていたので、9500にUSBカードを挿すつもりでいた。そこで購入時にショップ(ソフマップ)の店員に、どのカードが良いか訊ねてみた。すると返ってきた答えは
「ダメですね。EPSONが推奨しているUSBカードはありませんので、9500には繋げられません」
えっ…?正直驚いた。驚いたのだが、仕方がない。他に選択肢はないのだから。他のメーカーなら9500に繋げられるADB仕様のプリンタもあると思うが、それではG4に繋がらない。第一A3ノビが出力できるプリンタは他に無いはずだ。その場で少々悩んだのだが、結局購入する事にした。
他にUSB延長ケーブルやUSBハブを購入した後、何か腑に落ちないのでEPSONのショールームへ行き、もう一度確かめてみることに。
ショールームのお姉さんを捕まえて「9500にPM3300Cを繋げたいのだが、USBカードを挿しても不可能なのか」と聞いてみた。すると、あっさり「大丈夫です」という返事。「動作確認済みUSBボードのご案内」という物までいただいた。何だったのだろう。ソフマップの店員は…。

 参考までにご案内に書かれている内容は
PM-800C/3300C/760C/800DC
●USB Port Desktop(株式会社ディアイティ)
●PX-220M(プラネックスコミュニケーションズ株式会社)
この2商品のUSBボードで動作確認済みとある。(OSなど細かい条件もあるので、もし該当する方は一度EPSONに問い合わせてください。)

 後日談になるが、この時は「ならば」と9500にUSBカードを増設するつもりでいたのだが、実際G4からPM3300Cで出力してみると、想像以上の早さでプリントされるため、結局カードは増設する必要を感じる事が無く、G4からのみプリントしている。というかMJ5000Cが遅すぎた…というのが正解かも。

この日の出費(いずれも税込み)
EPSON PM3300C----63,838円
USB延長ケーブル----976円
USB HUB 04MAXY(グラファイトカラー)----4,179円
キーボード Atessa ASTRO AKB-105U----11,023円
マウス TECPARTS TC-UM38-GP----3,652円

 G4に付いてきたキーボードはどうしても手になじまなかった。というより長年使い慣れてきたキーボードがASCII配列なのに対し、G4付属の物はJIS配列だったので、その時点ですでに不可。おまけにキータッチがどうしても好きになれない。なんか、こう、フカフカした感じ。もちろん好みなんだろうが、私は、こう「打ってるぞ」という感じがする、カチャカチャしたものが好きだ。で、どうせならG4のグラファイトカラーとコーディネイトしたいのが人情ってもんだ。色々見て回ったのだが、カラー、キー配列、キータッチと3拍子揃った物はなかなか見つからなかった。おまけにどういうわけかG4では使えないという物もある。腰が痛いのだが、キーボードは慎重に選びたい。結局Atessaというメーカーの物をチョイスしたのだが、正直キータッチはもう一歩ってところだ。ちょっと軽すぎることと、caps lockキーが固定でないことが不満。
USB HUBはコンセント付きのものと、そうでないものがあるが、これはコンセント付きのものをお勧めする。キーボードとマウス程度なら良いと思うが、他にUSB機器を増設し、それが電源をUSBから受けるものだとすると、供給不足になる可能性があるからだ。(プリンターなどUSB接続でも、それ自体にコンセントが用意されている場合は問題ないが、FDDなどを繋げる場合は注意)USB HUBはもちろんグラファイトカラーの物を選ぶ。そうすると、せっかくだからマウスもグラファイトのものがほしくなる。丸形マウスは確かに見た目はいいのだが、やはり使いづらい。というか仕事には絶対向かないと思う。Quark社からIMateが送られてきたら、ADBのタマゴ型マウスを繋げるつもりでいたが、このマウスはすでに新品を入手できないことを考えると、USBのマウスに慣れた方がいいだろうという結論に達した。キーボードと一緒に見て回ったが、これまた「これっ」といったものが見つからない。まぁ、マウスはそれほど高価なものではないし、とりあえずグラファイトのUSBマウスならと思い、試しにTECPARTSの物を購入。しかしこれは失敗だった。クリックが軽すぎる。ちょっとドラッグした拍子に、関係ないところをクリックしてしまう。結局iMateが届くまでの間だけ使うことにした。

ADBからUSBへと、ポートの形態が変わったことで思った以上に色々と問題が出てくることを実感。

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