HITORIGOTO
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G4購入記
その6:FDDでまた一悶着



 フロッピードライブを買いに行く。これまた懲りずにソフマップへ。購入を考えていたFDDはLogitecのLFD-31US。G4に接続できるFDDはインストールプロテクトに対応しているものと、していないものがある。Logitecは対応。他にYANOも対応していたが、私は過去の経緯からYANO製のリムーバブル機器をあまり信用していなかったので、LogitecのFDDを選んだ。Logitecの広告に「オートイジェクトには対応しておりません」と小さな文字で書いてあるのを確認していたので、どういうことか店員に聞いてみる。Macintoshのリムーバブルメディアは、デスクトップにマウントされたアイコンをゴミ箱に入れるとイジェクトすることはご存知の通り。が、このFDDはゴミ箱に入れた後、イジェクトボタンを押さなければ出てこない、とのこと。さらにスーパーディスクを除き現在オートイジェクトに対応しているFDDは存在しないと言われた。うーん、FDDにも色々弊害があるんだなぁ…と思いながらも、スパーディスクを買うつもりもないし、まぁ、他にはないならしょうがないとあきらめ、購入しようと手に取った。すると追い打ちをかけるように、「それはOS9.0.2には対応していませんよ」と言われる。「えっ?でもこれはG4用のFDDと書いてありますよ…」と聞き返すと、9.0.2に対応しているFDDは、これまた現在存在しない、と言われてしまった。何だか訳のわからぬまま、購入を断念する。

 ふと、この前の「9500にUSBカードを挿す」という一件でショップの店員にガセネタを掴まされたことが頭をよぎる。そこで他のショップへ行ってみて、同じ事を聞いてみた。今度はラオックスMac館。同じLogitecのFDDを持ち、店員に「これは新型G4で使えますか?」と聞いてみる。するとパッケージの「G4用」という文字を見て「大丈夫ですよ」と2つ返事で答えが返ってきた。なんだか、ここの店員も信用ならない気がして、失礼とは思いながら「今、他のショップで使えないような話を聞いたんですけど」と言ってみる。すると怪訝そうな顔をしながら、「少々お待ちください」と言って奥に引っ込んでいった。しばらくして、申し訳なさそうに「お客様、大変申し訳ありませんでした。この商品は現在のG4には対応していないそうです」と頭をかきながら奥から出てきた。
今回はソフマップの店員が言ったことが正しかったようだが、ショップの店員がそんなことでは、買う方もとまどってしまう。確かにあれだけの商品数の全てを把握していることは難しいのだろうが、シロートが購入する際は店員の情報が一番の道しるべとなるのだし、どうにかしてほしいものだ。

 結局この日は購入を諦めて事務所へ戻り、Logitecのサポートへ電話してみた。前回のEPSONの時は、秋葉原にショールームがあったので話が早かったが、今回は仕方がない。案の定、サポートへの電話はなかなか繋がらない。LogitecのHPも見たがG4への未対応ということは出ていなかった。根気よく何度も電話をリダイヤル。やっとつながりショップでのいきさつを話す。結果としてOS9.0.2にはやはり対応していないという答えが返ってきた。ただし、全く使えないと言うわけではなく、接続状態ではMacintoshが立ち上がらないものの、立ち上げ後にFDDを接続すればちゃんと使えるらしい。しかし、フロッピーを使うことは昔に比べ減ったとはいえ、これでは面倒だ。繋いだままだと再起動すらできない。今後対応する予定はないのかと訊ねてみると、いつとは言えないが将来的には対応する予定だとのこと。その際はドライバソフトで対応するにしろ、ハード自体を改良するにしろ、現ユーザーには無償でバージョンアップいたします、とハッキリ答えてもらった。ただしMacOSのバージョンアップで対応となる場合は、お客様の方で対処していただくことになりますが…という条件付き。

 現状では不便だが、使えないことはないし、どちらにしてもアップデートし次第、何らかのサポートはしてくれると聞いて、翌日予定通りLogitecのFDDを購入。
Logitec LFD-31US----9,387円
USB延長ケーブル----1,029円
この延長ケーブルは、購入時に気が付いたのだが、Logitec LFD-31USは付属ケーブルが約70cmしかなく、モニタを挟んで本体と離れたところに置くことにしていた予定が不可能なことが判明。しかも直付けなので、普通のケーブルでは延長できず、少々高めのものを購入せざるを得なかった。

 買ってきて、さっそく繋いでみる。まずは言われたとおり、Macintoshを立ち上げた後USB HUBに接続すし、FDメディアを挿入。きちんとマウントされた。Macintoshを起動したままケーブルを抜き差しすることは、いままでタブーとされてきたことだけに、それが可能な「ホットプラグ」は、なんだか変な感じだ。「本当に大丈夫か?」という気になってしまう。それとUSBから電源を供給されているので、このFDDにはコンセントがいらない。これは願ったりかなったり。ただでさえ、事務所のコンセントはタコ足状態だから、一つでも減ってくれると、ものすごく助かる。もっともUSB HUBのためにコンセントが一つ使われているが…。
次に接続したまま再起動してみた。どうなるのかと思っていたら、起動音の後グレーの画面で止まったまま動かなかった。なるほど。こういうことか。ちなみに使いはじめてしばらくの間、うっかりFDDを接続したまま起動や再起動をして何度かあせるという経験をこの後することになる(笑)。

 これまた後日談になるが、結局LogitecのFDDはMacOSの9.0.4へのアップデートにより普通に使えるようになったようだ。私は現時点でまだ9.0.4を入手していないので確認はしていない。
(追記:7月/OS9.0.4インストール・FDは問題なく使えている)

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