HITORIGOTO
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G4購入記
その8:実作業ではどのくらい速さを体感できるか



 やっとiMateとPSプリンタが到着。仕事に必要なアプリケーションをせっせとインストールする。9500に比べてどれだけ違うか検証してみよう。

 Photoshop5.5JをG4にインストールするなら、adobeのサイトより「AltiVec」というプラグインをダウンロードすると良いことを、友人に教えてもらった。別にこのプラグインがなければインストールできないとか、使えないというわけではないのだが、この「AltiVec」はG4プロセッサにおいてPhotoshop5.5をさらに高速化するプラグインなので、入れておいて損はないと思う。ダウンロード先は
http://www.adobe.co.jp/products/photoshop/altivec.html

 Photoshop5.5の割り当てメモリを9500、G4ともに100000Kにする。20cm×20cm/350dpi(2,756×2,756pixels)のRGB画像を用意した。ストップウォッチを片手に、まずは、このファイルをダブルクリックしてから画面に表示されるまでの時間を計測してみた。
●9500/200---約8.5秒
●G4/400-----約3.0秒
次にこのファイルをCMYKに変換してみる。
●9500/200---約12.秒
●G4/400-----約6.0秒
確かに速い。G4を買ったかいがある。G4はどちらも約半分以下の時間で終了する。ただ、単純にクロック周波数が倍になっただけではなく、CPUも2世代変わったのだから、もっとすごい速さを期待していただけに「まぁ、こんなもん?」という印象を免れなかった。まぁ、一つ一つの動作の速度差は数秒単位でも、何工程も繰り返す実作業では、この差が積み重なって大きな違いになるのだろう。

 実は9500/200にはビデオカードが挿してある。なので9500は本来のCPU以上の力を発揮しているかも知れないので、上のPhotoshopの実験は少々ハンデがあったかも知れない。で、Illustrator5.5でテキストが大量にあるドキュメントを開いてみると、テキスト部分がグリーキングで表示されている時は速いのだが、グリーキング表示でないときは、なんだか9500の方がスクロールなど表示が速い気がする。多分ビデオカードの違いだとは思うのだが、9500からカードを抜き差しするのは面倒なので、今回は追求しないことにした(笑)。

 次にSTRATA STUDIOPro2.5.3でレンダリングの時間を計測してみた。Photoshopの作業と違い、3Dソフトのレンダリングはひたすら待ち続けるものなので、これが速くなっていると、とても嬉しい。割り当てメモリ、ファイルサイズ、レンダリング条件を統一し、同じファイルをレイトレーシング3でレンダリングしてみる。
●9500/200---約1分01秒
●G4/400-----約24秒
実験なので小さなサイズでレンダリングしたのだが、それでもこれだけ違う。多分DTP用に大きなファイルサイズでレンダリングすると、もっと顕著な違いが現れると思う。これは嬉しい。

 iMateをUSB HUBに接続し、そこからADBの純正マウス(タマゴ型)を繋げてみる。これは問題なし。iMateにQuarkXPress3.3と4.0用の2つのドングルをつなげ、そこにWACOMのペンタブレット、そしてマウスと繋げ直してみた。私のペンタブレットはスキャナ同様、かなり旧型のものなので(消しゴムの付いていない型)不安があったのだが、WACOMのHPよりダウンロードしておいた最新のドライバ4.51をインストールすることで、問題なく使えた。
ペンタブレットを繋げているとき、ふとくだらないことを思いついて実験してみることに。USBのキーボードは左右両側にマウスが接続出来るようになっている。しかし今はUSB HUBからADBのマウスを引いているので、この両側どちらも空いている。ここにさらにマウスを接続してみるとどうなるだろう?購入時に付いてきた純正のUSBマウスと、この前購入したTECPARTSのマウスを両側に接続してみる。ADBのマウスと、あわせて3つのマウスが同時に接続されていることになる。結果、3つとも生きていた。試しに一つを横方向に、一つを縦方向に同時に動かしてみたら、カーソルは斜めに動いた(笑)。

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