HITORIGOTO
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窓を少し開けてみた
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 さて、数日たったところで、最大の山場を迎える。このDyna君は展示品だったので、Windows98をプレインストールされた後、デモ機として使えるように多少の設定が施されていた。なのでマニュアルに「初めて電源を入れた時は、このような画面が出ます。ここでパスワードを入力し…」とあるのだが、まだ、その画面にお目にかかってない。別にパスワードなんて設定するつもりはサラサラないのだが、何というか、ちょっと悔しいではないか(笑)。一度HDをまっさらにして、新たにシステムを再インストールしたい。それと20GBあるHDをそのまま使う気も無かったので、フォーマットした際パーティションを切りたかった。DTPユーザーなら、HDのパーティションがどれだけ有効なものかご存知だと思う。別にDyna君でDTPをやるつもりは無いのだが、購入したらパーティションを切ってみよう、と前々から考えていた。幸いうなぎの隠れ家のうなぎさんのHPに切ってみせましょパーティションfor Windows98というページがある。ここを頼りにやってみれば、なんとか出来そうな気がする。

 で、この作業をするにあたり、まず驚いたのがWindowsはCD-ROMを起動ディスクに立ち上げることができない、ということ。起動ディスクはFDを2枚用意して自分で作る。同梱はされていない。なのでこの起動ディスクを作らずにいて、システムが不調になると大変なことになる。とにかく立ち上げられないのだから。私はそういう事態に備える意味と、Internet Explorerの別バージョン(この時点では5.5)を共存させるためパーティションで切った別ディスクにもう一つ起動ディスクを作るつもりでいた。ところが、Windowsはパーティションを切ったくらいでは、システムをもう一つ作ることが出来ないということも、ここに来て判明。実はやろうと思えばもう一つだけシステムディスクを作れるのだが、そのディスクには普段アクセスどころか、マウントさえすることが出来ないらしい。
と、これらは実は多少(?)不安があったので、その手のHow to本を買ってきて得た知識。というかHDをフォーマットするだけで一冊の本が書けてしまう、と言う方がビックリだ。Macintoshならボタン3回くらいクリックすれば出来ることなのに…。

 とりあえず、うなぎさんのHPとHow to本、DynaBookのマニュアルを交互に見比べながらやってみる。WindowsでHDをフォーマットするには、まず先に作って置いたFDの起動ディスクで立ち上げる。これがまた…。Windowsではないのだ。何かというとDOS。真っ暗な画面にダダダダダーと、怪しげな英文が流れる。プロンプトと言うヤツだ。いかにもコンピュータって感じなのだが、そんな感じに浸っている余裕はない(笑)。操作は全てキーボード。マウスは使えない。A:\>とか呪文を入力していく。OSインストール時にsetupというコマンドが効かなかった以外には、幸い支障無くHDのフォーマットおよびパーティションは成功した。なぜsetupが出来なかったのか今でも疑問なのだが、DynaBookの説明書には違うやり方でインストールするように書いてあったので、そのようにしたらインストールできた。これも機種による違いなのだろうか?
ちなみにWindowsマシンは買った機種に応じたOSのCD-ROMが付いてくる。リカバリーCDと言うもので、市販されているWindowsのOSとは多少異なる。例えばウチのDyna君にはインターネットボタンとか、他にもいくつかのボタンが付いている。これらはTOSHIBA特有の機能だろうから、その辺りをカバーするために市販されているものとは別のインストールディスクが必要なのだろう。多分市販のWindowsOSをインストールすると、これらのボタンが機能しないのではないだろうか。この辺りもMacintoshとはずいぶん異なる。
どうでもいいが、HDフォーマットとパーティションに丸々一日費やしてしまった。慣れれば多分1時間くらいなのかも知れないが、それにしてもフォーマットするだけでいちいち呪文を入力しなければならないことに驚かされた。

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