HITORIGOTO
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窓を少し開けてみた
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 Illustratorファイルを圧縮送信したけど、開かないとクレームが付いた件。実験してみました。しましたとも。だって悔しいじゃないのさ(笑)。というより、前出のうなぎさんやASSHInoPAGEのASHHIさんを初め、この時この件で色々な方にご協力やアドバイスをいただいたので、自分なりに結論を出す意味を含めての実験。結果はこちら。DTP Q&A Tips/OT-09。で、結論から言うと「私は間違っていなかった(と思う)」。何の問題も無し。ちゃんと開けた。じゃ、何がいけなかったのだろう。その辺は今でも疑問が残るのだが、スッタモンダしていたあの時、DTPの壺のKOUJIさんが主催するFree Designerz Circleというメーリングリストに訊ねてみたところ"Windows用の「Aladdin Expander for Windows」には、設定で「ファイルのタイプ・クリエータ情報に基づく拡張子の変更」という項目があり「常時変更(付加・置換)」というチェックがあります。この辺りがあやしいのでは?"と親切な方からお返事をいただいた。「表示」-「オプション」-「クロスプラットフォーム」と辿っていくと確かにこの項目がある。デフォルトでは「変更しない」にチェックが付いているのだが…。試しに「常時変更(付加・置換)」にして受信してみると、見事にあの時と同じ現象、つまり「.ai」の拡張子が勝手に「.txt」に置き換わりテキストファイルになることが再現された。確かに手動で「.ai」に戻すとIllustratorで開く。まぁ、この件はこれで一件落着としよう。

 少しは慣れてきたので次にネットワーク接続に挑戦してみる。HPの動作確認をするにも、ワードの原稿を受けるにも、いちいちFDを経由してDATAを運んでいては面倒この上ない。理想としては現在私のG4と9500をファイル共有していうように、簡単にファイルをやりとり出来るようにしたい。そこでEthernetのカードを買ってきた。How to本によるとIPアドレスというのを設定し、TCP/IPでWeb共有するのが一番お手軽にネットワークを組める、とある。やってみたのだが、確かにWeb共有されたのだがファイルをやりとりするのに、いちいちインターネットに接続しないとDATAを運んで来れない。おかしい。だってWeb上にDATAがある訳じゃないのに。これなら別にメールに添付して送受信しても変わらないじゃないか。多分何かが違う、と思うのだがその何かがどうしても解らない。PC MACLANというソフトを使えば、もっと簡単に出来るらしいが、調べてみると結構な値段である。そこまでするならFDで我慢しよう、という気にもなる。結局あえなく挫折。
しかし、秋葉原をフラフラしていたらもっとお安いネットワークソフトを発見することが出来た。「直結USB」というもの。確か実売で7000円弱だったと思う。せっかくEtherカードを買ったのに残念だし、USBでは転送が遅いのでは?と思ったのだが、FDでDATAを運ぶことに比べれば、いくらなんでもこっちの方がいいだろう。で、購入して試したところ、これがなかなかGOOD。両マシンでこのソフトを立ち上げなければいけないのが少々面倒だが、何と言ってもお手軽。USBだからいつでも気軽に接続できるし、転送速度も想像以上に速い。私にはこれで充分だ。

 よく「Macintoshはすぐ落ちる」とか「不安定」とか「こともあろうに爆弾が出る・笑」とか言われるが、どうなんだろう。Windowsはそんなに安定しているのだろうか。実際、メールで添付ファイルのやりとりの実験をしている時、Windowsも結構不安定な部分を見せた。私の使い方が悪いのかも知れないが…。
ただ、前ページで書いたように、どうもWindowsは「詳しくないのなら勝手にいじるな」という見えないバリアがシステムに張ってあるような気がする。これはこれで正しいのかも知れないが、私としては不満だ。だって解らなくても解らないなりに、色々いじってみないことには、いつまでたっても使いこなせないではないか。そして、いざトラブルが起きたとき、いかに解りやすく修復することが出来るか、と言う方が大切な気がする。呪文など入力する事無しにね。もちろんトラブらないのが一番だけど。
私の叔父は近所でやはりMacintoshで仕事をしている同業者だ。叔父のマシンには標準システムとIllustrator、Photoshop、QuarkXPress以外、何一つ主だったソフトは入れていない。入れたくないのではなく、知らないだけなのだが。そのマシンは購入後、3年以上爆弾が出なかった。3年目にして爆弾が出て、私の所へヘルプの電話が来たときは、今まで爆弾が出なかったことに私は驚いたものだ。
Macintoshもむやみにソフトやユーティリティを入れなければ、かなり安定したマシンだと思う。それでも気軽にそういうソフトを入れたり、外したりする事ができる姿勢がMacintoshなのだろう。茶目っ気と、ウィットと、時にはスネてみせたりと(笑)、Macintoshはただの道具以上のものが、この箱の中に詰まっているような気がしてならない。

 あぁ、またとてつもなくダラダラ書いてしまった。ここまで読んでくださった方、お疲れさまでした(笑)。また、私がもとよりMacファンなため、どうしてもMacintoshに比べてWindowsはどうだ、という書き方になってしまい、不愉快な気持ちになったWinユーザーの方がいらっしゃったら、申し訳ありません。でも、率直な感想としてWindowsは何というか、こう、「杓子定規」という気がしたのも事実です。Windowsユーザーから見ればMacintoshはファジー過ぎるのかも知れないけど…。
どちらが良いとか、悪いとかじゃなくて、それでもやっぱり私はMacが好きなようです。

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